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2017年10月25日「治る」ということ

氣功神田では、病や不調そのものの解消を目的としています。が、
その上で、本当に「治る」とはどういうことでしょう?

病気に振り回されていない状態のことを指します。

例えば、癌を手術して既に体の中に癌がない状態で、
「再発したらどうしよう」「死ぬかもしれない」という心理は病に翻弄されています。
その心が囚われた状態をここでは「病気」と表現します。

でも本当は、普段でも、健康であっても死ぬかもしれないことに気が付いていません。


病気になることで本当に人生に終わりがあることがはっきり身近に感じられただけです。


いつ死ぬかなんてわかりません。
明日事故で死ぬかもしれません。
命の保証など一切されていないのです。

ただ、病気でたまたま余命が分かっただけです。


人生が終わることなど忘れてしまうくらい平穏な日常だったから、
「死」がすぐ傍にあることが現実的に感じにくかっただけのこと。。。


病気になると、誰しも健康だった自分の状態や癌が治った人と比較し、
そのギャップに苦しみ、ストレスを感じています。

人間は、生けとし生きるものは、できることに限りがあります。
年齢によっても、知識、知恵、気力、体力、身体能力、感性、経済力などの全てが違い、
できることは年齢によってでも異なります。
そこに病の要素が入ると、もっと制限ができます。

しかし、例え病気であっても、必ずできることがあります。


逆に、今でなければできないことがあります。


年齢によってできることが変わるように、病気によっても変わるのです。
「生きる」とは、限られた時間の中で、今できる、今望む最良を選択し行う事なのです。

過去の自分とも他人とも比較せず、今、現在のそのままの自分を見つめることができたらどうでしょう?
今できることがはっきりしていたらどうでしょう?

今の自分の状況がわかると、起こりうる様々な状況に対応する知恵がつきます。
自分の病気がどのような病気で、無理をするとどんな症状がでて、
調子の良い時は何ができて、悪い時は何ができてできなくて、、、と、

現状を知る事で、落ち着いて病と共に在ることができ振り回されることはなくなります。

そうなれば、既に病気ではありません。


医学的に病気だとして、
思考と口が残っていたら、何を話せるでしょう?味わえるでしょう?表現できるでしょう?

今できることは「できない自分」ではなく「できている自分」にフォーカスすれば、沢山あります。
ただ単純に気が付いていないだけです。

例え、死病にかかったとしても、難病を持っていても、怪我をしていても、


今のそのままの自分と共に在る勇気さえあれば、
自分が主体となり病と共に在ることができます。


この世に生まれたら皆必ず死にます。それがいつかはわかりません。


終わりがある現実を実感し、本当に理解したとき、「生きている」時間が貴重であることに気が付きます。


ありのままの今の自分を見つめ、病も自身の一部であることをしっかり受け止め、不安や恐怖心は自分の思考が生み出していることに気付いた時、新たな人生の価値と可能性が広がる事を確信しています。

Posted by 気功神田 at 10:08
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「治る」ということ